2024.09.30
歯ブラシの重要性
何故歯ブラシをしないといけないのか、またプラークを落とすのは何のためか皆さんはご存知ですか？
よく間違えられやすいのはプラークは食べかすと認識してる方がいますがそうではなく簡単にいうとプラークは細菌の塊であり何百数以上虫歯菌や歯周病菌などの様々な細菌が密集しています。
多くのプラークが同じ場所に蓄積したり、唾液の分泌が少なかったりすると虫歯や歯周病を発症することがあります。
また、プラークは粘着性があるのでうがいするだけでは簡単に落とすことが出来ません。
例えば、排水溝やお風呂のヌメリも細菌の塊です。
それを落とす時ゴシゴシと磨いて落としていませんか？
それと同じでヌメリはシャワーをかけただけでは落ちませんし薬液を使用してもキレイになりません。
お口の中も同じようにプラークもブラシ（歯ブラシ）で磨かないと落とせません。
なので、プラークを効率良く除去するには歯磨きが必要になります。
しかし、ただ、投げやりに歯磨きを行うと磨き残しが多く出やすい為効果がありません。
歯ブラシの当て方にも関係があります。
①基本歯と歯ぐきの境目の所にプラークが付着するので歯ブラシの毛先を角度を付けます。（この角度が45°と言われています。）
②動かし方は横磨きで行い、歯の角度によっては縦磨きにします。
③動かす速度はなるべくゆっくり行いましょう
（プラークは粘着性があるのであまり速いと取り残しが多く出やすくなります。）
④歯ブラシでは届かない細かい所（歯と歯の間、奥歯の奥の方）はフロスなどの補助用具を使うとよりプラークを効率良く除去します。
あとは、虫歯予防にはフッ素配合の歯磨き粉が有効で歯磨き時にフッ素を満遍なく歯へ行き届ける事も重要です。
これを機にご自身での日頃の歯磨きの習慣を見直してはいかがでしょうか？
また、当院では歯磨き指導も行っているので興味のある方は気軽にご相談下さい。