2024.07.29
妊婦さんへの歯科健診のご案内
現在、妊娠中の方、歯科検診に受診されていますか?
妊娠中は女性ホルモンの分泌が増加することにより、お口のトラブルが起きやすくなります。
例えば、歯ぐきの炎症が起き腫れやすくなり、出血も起こりやすくなります。
プラーク(細菌の塊)が溜まりやすくなり虫歯菌や歯周病菌が増殖し、唾液の性質も中性から酸性に傾いて唾液中に含まれる再石灰化を促す力が弱まり自浄作用も低下していきます。
また、生活習慣の変化によりつわりで歯磨きがしにくくなったり、飲食物の好みが変わり食事や間食の回数が増えていきます。
結果、虫歯や歯周病になる可能性が非常に高くなります。
他にも何十年も歯科医院での定期健診に通っていなかったり、ご自宅でのお掃除(歯磨き)を十分に行っていないと歯石が多く付着していき、お口の中がどんどん細菌だらけのままになってしまうと胎児にも影響を及ぼす可能性があります。
なので、歯科検診は重要です。
そうすることにより早期発見・早期治癒にも繋がり、歯科医院での機械的なお掃除を続けていくと常にお口の中を清潔に保つことが出来、虫歯や歯周病予防にもなります。
ただ、もし治療となると妊娠時期にもよりますが、先生と相談し判断します。(出産後に治療を開始(再開)する場合があります。)
あと、出産後すぐに歯科受診は難しいと思いますが体調が落ち着いて余裕がある時に検診に来て頂けたら嬉しいです。
また、赤ちゃんの健診について他院によって考え方は違いますが、大体上下の前歯が生えてくる1歳ごろから歯医者さんに慣れておくと後々安心して受診出来ると思います。