2024.12.23
歯磨きの知識
〇歯磨きは朝食の前後のどちらがいい?
1日のうちで最もお口の中の細菌が多くいるのは起床直後なので朝起きてすぐに磨くのが一般的に言われています。
ただ、お口の機能が低下している方では食事中のムセを防ぐ為に食事前の準備運動として取り入れるのも良いです。
また、起床後のお口の中のネバつきが気になる方は歯磨きでスッキリさせて朝食後に再度歯を磨くのもベストです。
〇歯磨き剤は必要?
歯磨き剤に含まれている成分(フッ素や抗菌剤など)で虫歯予防や歯周病予防に繋がり、また他にも着色除去や知覚過敏抑制などの効果があります。
ただ、フッ素配合の歯磨き剤はすすぐ時に少量の水で最小限にとどめましょう。
あまり多くの水ですすいでしまうとフッ素が流れてしまい効果が低くなる可能性があります。
歯磨き剤を使用する時、歯ブラシを水で濡らした後に歯ブラシを軽く水を切ってから歯磨き剤を付けましょう。
しかし、水分が多すぎると歯磨き剤に含まれているフッ素の濃度が水分で薄まってしまうからです。
〇歯磨きは朝と夜どちらが大事?
基本は朝昼夜の1日3回と就寝前がベストですが、時間が無く歯磨きをする余裕がない方は最低でも1日1回でも構いません。
しかし、唾液には細菌が増えるのを防ぐ役割があり就寝中は唾液がほとんど出なくなるので虫歯および歯周病予防の為に就寝前の歯磨きで出来る限りお口の中の細菌を少なくしておくことが大事です。
〇歯ブラシの交換はいつ?
1か月が目安ですが、毛の変形具合により短い期間でも毛先が広がっている場合や明らかに毛が新品のものと違う形になっていたらその時点で交換しましょう。
広がったままの毛先の歯ブラシをそのまま使用し続けると清掃効率が低下してしまい、また、歯茎へのダメージを与える可能性もあります。
また、1か月使用しても毛が広がっていないように見える歯ブラシの細かい毛の中には細菌が蓄積しておりそのまま使用続けると逆にお口の中で感染を広げてしまいます。
なので、どんな状態でも必ず歯ブラシは交換しましょう。
これを機にご自身でも歯磨きについて見直してみてはいかがでしょうか?